今年で46歳になりますが、体力だけでなく視力の衰えも感じます。30過ぎてから目が悪くなったので普段は裸眼で生活していますが、車の運転、PCワークと生活するのに眼鏡は欠かせません。
そして45歳を過ぎてフライフィッシングで細い糸に小さなフライを結ぶとき、Empathy Bellの組付け作業をするとき、手元を見るとピントが合わないという状況に非常に困りました。これはまさに老眼の症状で仕事も遊びの支障をきたしているので、もはやプライドを捨てて遊びでも使える老眼鏡を作ってみました。やっぱり老眼鏡もオシャレにカッコよく！
マウンテンバイクや今までのルアーによるトラウトフィッシングは国産度入りレンズトップシェアを誇り、RARTSでお馴染み伊藤光学工業のイーグルビューや偏光レンズ+裸眼でで誤魔化せましたがフライフィッシングでは誤魔化しがきかない。逆を言えばそれだけ視力が衰えているということですね。
今回老眼鏡として使うフレームはURBAN DEER Imitatorをチョイス。弊社ではスポーツからカジュアルシーンまで使えるアイテムをそれぞれ揃えていますが、Imitatorはアセテートでフィット感も良く釣りでの使用はもちろん、タウンユースでも使いたいという理由で選びました。
今回制作を依頼するレンズはただの老眼鏡ではなく、遊びで使うことがメインなのでイーグルビューと同じ明るさの可視光線透過率47%のRARTS 偏光レンズスティングレーの遠近両用レンズ。
なぜ遠近両用かというと、渓流釣りをメインに考えたとき一本のフレームで全てがこなせるからですね。渓流釣りされる方は3本フレームを常備している方も多いそうですが、やはり一本で全てをこなしたい。今回改めてレンズを制作するにあたり伊藤光学工業さんの直営店エフバイジーさんでプロスタッフに検眼してもらいました。
市販で売っている老眼鏡はまだ僕にはかなりきつくて気持ち悪くなるので、+0.75に設定。すでにエフバイジーさんには僕の視力のデータは登録済みですが、なぜ改めて検眼が必要なのかというと、遠近両用を初めて作成するからで、老眼鏡として使うにあたり目の軸を計測する必要があるからで、エフバイジーのプロスタッフの方が丁寧にサポートして下さいます。
※1 遠近両用のレンズを作成する場合はフレームと合わせて検眼する必要があるので、ぜひエフバイジーさんでご相談下さい。もちろんHATCHからの紹介です、と言っていただいて構いません。
※2 通常の老眼鏡であれば眼科で検眼した処方箋をお送りいただけたら作成できます。
そしてエフバイジーさんで検眼して一週間後に出来上がってきた眼鏡がこちら。言わなければ老眼鏡に見えないくらい見た目もいい感じです。そしてまぁ当然ですが偏光レンズの性能と相成って視界が超クリアで、フライを結べるようになりました！今まで裸眼でフィールドに出ていたので見えすぎて若干慣れが必要ですが、これはもう手放せないですね。
今回遠近両用の偏光レンズに加え、ロータスコートという水を強力に弾き汚れも付きにくい加工を施しているので釣りはもちろんですがトレイルライド中の汗や汚れなんかも弾いてくれてかなり快適です。こんなに快適だったら早く作ればよかった…。いや逆に目が悪いのを自覚したくなかったというのが正直なところですが、これはトレイル用にイーグルビューでも度入り&ロータスコートでカスタムしたくなりますね。
僕の周りでも老眼に関して相談を受けることが非常に増えましたが、伊藤光学工業の営業さん曰くやはり症状が出たら早めに対応したほうがいいとのこと。レンズを入れるフレームもたくさんご用意していますしレンズのご相談などありましたらお気軽にお問い合わせください！
