HATCH DIARY

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東海クロス第7戦大野極楽寺公園レースレポート

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photo by kikuzo

C1レーサーは欲が深い…。何でもこなせる賢者ではないので愛知牧場のコース設営での肉体的疲労、精神的疲労が積もりに積もりここ数年良好だった腰の調子があまりよくなく再び腰痛を患い、それに加え肋骨の骨折が癒えずまともにトレーニングもできない状態でこの大野極楽寺公園を迎えることになりましたがやっぱりレースは満身創痍の状態で出るのは危険ですね。今季のシクロクロスシーズンは本当にいいとこなしですが最終戦まで一か月あるのでしっかり休養を取って最後のレースはいい走りができるよう頑張っていこうと思います。

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レース前日、レース当日とレース以外のTO DOも増えなかなか自分の時間が割けないなか限れた時間で準備、試走をこなしレースへ。冒頭にも触れましたがレースを100%楽しめる状態ではないのでスタートからトップは意識せず淡々と。序盤は後続ライダーも前々への意識が高いので、全体を見渡しながら無理に前は追わず淡々とレースを進めていく。一周目の中盤以降には雨乞君、岩田君、山中さん、シュータ、岡君、小林君の先頭パック、川瀬さんと僕のセカンドパック、そして数秒置いてオッチー君率いるサードパックが出来上がった状態。

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その後ホームストレートに帰る階段でミスをしてロスをしている間にオッチー君にパスされ差が開くもコーナーやシケインで追いつき、先頭パックから離脱した小林君とキャンバー区間でドッキングしここからどうやって展開していこうか考えていた矢先に痛恨のチェーン落ち。トレーニングはしていないものの、山中さんが用意してくれたテーピングのおかげで腰の状態もよく、まさにここから!というところで順位をかなり下げてしまう。

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ここで一気に集中力が落ちてしまいましたが、その後はトレーニングと切り替え再び落とした順位をあげていくなか奥の階段セクションで今回最大のトラブルが…。
キャンバーあとのブラインドコーナーからのこのセクションは今回C1ライダーのなかではかなりレースを運ぶうえでかなりウエイトが高く、降りていくのと乗っていくのでは体力的にもタイム的にも稼げるセクション。5周回目のこの階段セクションで、前を走るライダーは降りるだろうと判断しスピードを緩め、ある程度距離を空けたつもりで侵入すると前走者が一つしかないラインの自転車をトレースしていたので画像のようにフロントが突き刺さってバイクが宙を舞う大クラッシュ…(笑) 水野君が前走者と僕をおさえてくれていましたね。
これはまさに自分の判断ミス。満身創痍の身体の状況を考えれば、例え身体的にはロスになっても前走者との距離感をその前に詰めてここは降りていくべきでしたね。腰痛でバイクが降りたくない心理が勝ってしまい今回の落車を招いてしまいましたが後悔先に立たず。

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周りが心配するほどの大クラッシュ。やった瞬間オーディエンスの方が完治していない肋骨を心配してくれましたが、咄嗟の判断で受け身をとったので上半身は何事もなく太ももの打撲と膝の擦過傷のみ。ただ擦過傷が結構ひどかったので今の置ける状況を考えると無理はNGなのでここでレースを降りる事にしました。今回の疲労感を考えると最初からみんなが本気で走るC1レースをDNSすべきでしたが東海クロスの熱量を感じたいため無理をしていたのも事実。

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今の自分の立ち位置は、レース<東海クロス全体。愛知牧場もそうですが初めてダートレースを走る参加者が多くなったことにより、安全性を保つため非常にシビアになった前日のコース設営、そしてレース当日は会場へ一番乗りで乗り入れブースの設営をし、おかげさまで参加者が増え続けてくれる講習会を120%でこなし、子供のレースのフォロー、ブースでの接客と、自分のレースを迎えるころにはクタクタなわけですが、それでもこだわるC1レースとは。そして昨年夏に独立したことによる大事な家族がいる身としての自分へのプレッシャー。
レースとは?いろいろ自問自答を繰り返していますが僕がレースと向き合うスタンスはやはり記録より記憶。記憶に残すためには記録以上にやらなくてはいけないことが沢山ありますがここが踏ん張りどころ。僕のなかでは今マスターズの選択は甘えだと思うのでとりあえずは来シーズンもC1レーサーとして走ることを誓ったレースでもありました。レース中たくさんの方にご心配おかけしましたが早々に復帰できると思います。いつも支えてくださりありがとうございます。

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バイク GIANT TCX ADVANCED PRO
サイコン GIANT NEOS TRACK
ホイール F & R sfiDARE 38㎜ PASSERO DISC (セカンドバイクは前後ともにGIANT P-CXR1 WheelSystem)
メインバイク F IRC SERAC CX 1.9bar、R IRC SERAC CX EDGE X-Guard 1.7bar
セカンドバイク F IRC SERAC CX MUD 1.9bar、R IRC SERAC CX 2.0bar
アイウエア CLT SychriイーグルビューXLレンズ
ウエア SUNVOLT S-RIDE CXワンピース
シューズ SIDI TIGER
メルメット GIANT REV ASIA MIPS
ソックス GIANT RACE DAY SOCKS
補給食 Athletuneエナゲイン(レース前20分、レース直前)
ケミカル WAKO'S CHAIN LUB Extreme