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SDA王滝100㎞レポート

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セルフディスカバーアドベンチャーin王滝。2年前のアシモチャレンジで何だか王滝マイスターのようにブースで沢山の方に扱われることに恥ずかしさを憶えるというか、今回で100㎞はたった2回目のチャレンジ。ただアシモチャレンジは1回で10回分くらいの経験をできたというか、それに感化され今回王滝100㎞初チャレンジの4名をサポートという事でSDA王滝100㎞を再チャレンジしました。当初は王滝の景色を見ながらのツーリングと思っていましたが今回も一人では経験できないことを沢山体験できたのでレポートさせて頂きます。


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メンバーはBMXer塚原君、BCCのともやんとのりへい。そしてDAMONDE山田さん。そこに100㎞経験者のBCC植田さんの5人でのグループライド。5人とも日常のライドから100kmとは程遠い走行距離ということで果たしてどうなることか。
CLTフィールドクルーで今回グラベルロードで王滝チャレンジをした山中さんはじめ王滝100㎞の歴代チャンピオンを見送り、今回のグループライドもアシモチャレンジ同様に最後尾スタートの予定でしたがさっきまで居た塚原君がスタートラインに現れない…。

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photo by bucyo

このスタートの写真が今回の完走できるかできないかの元凶の元となる。左後ろに塚原君が見えますがどうやらトイレに籠っていたらしく100㎞700名が全身出走した7分後に42㎞組の方々に見送って頂き僕らも出走。正味15分くらいのロスを序盤スタート前から食らう…(笑) それでもアシモよりは速く走れるだろうと高をくくりサドルトークしながら淡々と第一CPを目指す。

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photo by hideyuki suzuki

こちらはダートに入ってすぐの写真。皆がスタートしてからかなりの時間が経つので当然ですがもう来ないだろうと下山していたフォトグラファー鈴木さんが撮ってくれた写真。みんなもちろん元気ですね。幸か不幸か渋滞を避けられたので無駄な神経を使うことなく、このなかで一番距離を走っていないともやんさんのペースに合わせ標高900mから1500mを目指す。

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最初の要所である1500mを越えるとまず一回目のダウンヒルがはじまりますが、アシモが平均12㎞/hで進んでいたのに対し今回この時点で10.8㎞/h。アシモのときも第1CPがギリギリだったのですが今回も結果的にギリギリということで、明らかにキツそうだった植田さんには申し訳ないけど先を急ぐ。
今回コースが変わったことにより42㎞と同じルートになったのが功を奏したのか、途中で36隊はじめ知人に道中で沢山会ったので植田さんに先に行くことを伝えてもらう。そして第1CPである30kmを3時間半で通過。この時点でパンクなどワントラブルでかなりきつい状況になったのでパンクしないようダウンヒルは声を掛け合いラインもレクチャーしながら無理なく先を進む。

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三浦貯水池と御岳山をバックに記念写真。このなかで一番走れる塚原君には自分のペースで走ってもらい3人をケア。この時点でのりへいがハンガーノック気味で元気がない(笑) ともやんさんも第1CPまででだいぶダメージがあったけど回復傾向。そしてここまで順調に走っていたDAMONDE山田さんが急激にペースが遅くなる。のりへいとともやんさんには先に行ってもらい山田さんをケアし第2CPを目指すもなかなか雲行きが怪しい。

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僕は今回ボトルにBUCYO COFFEEを入れていたので絶景をバックにブレイクタイム。補給食のメインになっていたAthletuneをおやつにしての濃いコーヒーはいいですね。自分のペースではないのでやはり僕も疲労がなかなかでしたがリフレッシュして先を急ぐ。

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アシモでもかなり苦戦した区間。三浦貯水池から第2CPまではとにかく延々と登りが続くわけですが普段はランで慣れているロングも勝手が違うのかバイクに乗りながらの補給に苦戦したようで、エネルギーが足りないのか50㎞時点でペースダウン。ここで山田さんの100㎞完走には赤信号が灯りだす。
王滝のコースは圏外エリアなのでもちろん先を走るともやん、のりへい、塚原君とは連絡が取れないのでとりあえずペースを上げて先を走るのりへいとともやんのもとへ。20分ほど走るとのりへいに逢う事ができたので山田さん赤信号を伝え、再び山田さんの元へ行き、タイムリミットも近く限界に近いのでこれ以上無理はしない方がいいとDNFを進める。
そして第2CPは6時間半で通過。実はこのタイムでここから正規の第3CPまで行くには塚原君以外全員が間違いなく今のペースでは難しいことがわかっていたので山田さんにDNFを伝えましたが、その後のコース変更が好転に向かう。

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そしてサイクルコンピューターを持っていない塚原君はかなり不安だったらしく25分ほど第2CPで待っていてくれたことで、この後のプランを残るメンバーで考えていると山田さんも合流。ここで再びみんなが顔を合わせる。そんなこんなでともやん、のりへい、塚原君とで第3CPを目指し山田さんは自然湖経由でDNFのプランでしたがGONZO PARKでの反復が活きたのか山田さんがダウンヒルで僕らに合流。第3CPもクリアできるスケジューリングだったのでもう最後までいってやりましょう!ということで各々のペースで僕は塚原君とパックになり残り20㎞先のゴールを目指していく。

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そして初チャレンジの4人が機材とトラブルもなく無事完走!バイクスキルがあり普段からトレイルライドを楽しみ何気にこの日の準備をしていた塚原君はまだ余力がありひとりで走ったら好タイムも望める感じでしたが、のりへい、ともやん、山田さんは慣れないロングライドとマウンテンバイクでよく頑張った。最初の15分のロスがなかったらもう少し僕自身も余裕が持てたかな。7時間55分 495位。アシモチャレンジに引続き僕の任務は完了という事で再び10回分くらいの経験値を得る事ができました(笑) やっぱり王滝は色んなバイク、色んな人種がいて本当に面白い。

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アシモ王滝100kmチャレンジのデータをもとにマップと照らし合わせながら標高、平均スピード、走行距離を常にNEOS TRACKでみんなを管理しながらプッシュしていく。5人で完走しましたが終始アシモの亡霊と独りで戦い、下りでパンクしたら完走はできないギリギリのスケジュールでしたがみんなIRC TIREのおかげでノートラブル。速く走る以外にも沢山の楽しみ方がありますがグループライドで走り切る難しさと楽しさを知った今回の王滝でした。道中たくさんの応援ありがとうございました!!



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