HATCH DIARY

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生き急がせないで

ここ最近、と言っても今の活動をし始めたのがもう10年以上も前になるので、今の僕のイメージが自転車競技者の方が強いかもしれません。でも僕のバイクライフでいうと、本質的には言い方悪いかもしれませんが、競技やイベントはおまけみたいもんだったりします。ではなぜイベントをやっているのか、というとやはりレース会場にレースにしかないものがあり、競い合うこと以上に、会場全体の雰囲気が好きなんですよね。そんなこんなで、自転車には本当にたくさんの楽しみ方がありますが、ここ最近は20代、30代のときのスタイルをアップデートした楽しみ方になっているような気がします。
自転車を人生に例える人が多いですが、もし僕がそれを例えるならまだ人生の2/5くらいなのかな。

これは20代のときかな。まだSNSもなかった時代。僕が競技を始めたのはひょんなことからで、よく嘘だと言われますが35歳からでした。それまではトレイルも自転車を押して登って山頂で一服して、下りをメインに楽しんでいたので、体力ももちろんないし、レーパンなんてカッコ悪くてMTBが一番スタイルあってカッコいい!くらいな感じで自転車はファッション的な要素のがかなり強かったと思います。
おそらく競技に没頭していたのは2010年から2015年くらいで、このままでは永く続かないなとマインドを切り替え、子供と自転車を楽しむようになってからは自分のことはお休みして、東海の自転車文化形成を構築しながら目線をグッと下げて自転車の楽しさを子供に伝えてきました。
そのまま家庭を蔑ろにして競技を続けていたら相当強くなっていたかもしませんが、きっと家族みんなが自転車のことを嫌いになっていたでしょう。そんな活動が功を奏しては今では僕より自転車が好きで、子供の影響で同じ学校の同級生もマウンテンバイクを買ってくれていい感じのバイクライフを送っているのではないでしょうか。

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シクロワイアードで話題になっていたスイスのこと。競技をメインでやっている子達、にはとにかく生き急ぐことなく、コンペディションで他人と競う合う前に、生涯スポーツとして自分と向き合って自転車を楽しんでほしいと思います。
良くも悪くも自転車はほかのメジャースポーツと比べると部活もクラブチームもないので、補欠もなくスキルがなくても全国大会レベルのレースに出させてしまえる。ここが危険でそのなかで速い子といっしょに走ったら親も欲が出てしまうでしょう。
サイズの合わない機材。テクニックよりパワー。挙げたらキリがないですが僕は別に遅咲きだっていいと思うんです。むしろせっかく興味を持ってくれたスポーツを一緒に楽しむ。それが大事だと思います。
プライベートで自転車を楽しむのを入れると、この活動も25年以上になりましたが、この活動のなかで理由は様々ですが、沢山の辞めてしまってキッズ達も多く見てきました。でも逆をいえば、めちゃくちゃ自転車が好きな子は親の元を離れて大人になっても乗り続けている子もいて、プロセスを見るとやはり親子の関係が縦ではなく横だったりするような気がします。



僕のなかで、ビジネス、趣味などにおいて3年理論というものでいろいろ物事を見ていますが、これを5年、10年続けるとなると目先の利益、猪突猛進のみでは長続きしない。
日本の社会はどうしても結果を先急ぐ傾向がどのジャンルにおいても言えますが、
好きなことで稼ぐという、いわゆるプロになれるのは本当に一握りで、もし自転車で食べていこうと思ったら、走る以外のプロという選択肢も選べる時代になってきています。
えっと思われるかもしれませんが、今自分がやっていることは競技や文化を創る前の前段階だったりします。日本の自転車シーンにおける多様性というのは次世代のためにもこれから自分達で作っていかなくてはいけません。
お金はないし、行動力のみなので、僕ができることはほんのわずかで、長期スパンで考えていて、何より家族や仲間達で楽しめるような、フィールドの環境整備から東海シクロクロスGONZO PARK CRITERIUMなど多種多様なバイクで楽しめるイベントなどを通してもそれを伝えていきながら文化形成をしていきたいと思っています。
まだまだ始まったばかりのチャレンジなのでこの先挫折して諦めてしまうかもしれませんし、理解してもらうのは非常に難しいですが、目先の利益に捕らわれず走り続けていきたいと思います。KEEP RIDING!!