親子でお揃いのカスタムオーダーマウンテンバイクを造る。僕のイメージをカタチにしてくれたのは愛知県扶桑町に工房を構えるShin 服部制作所さん。このマウンテンバイクの前にグラベルバイクをオーダーしていて、今回のオーダーで我が家は3台目のカスタムバイクとなります。
なぜ親子でお揃いのカスタムマウンテンバイクを造ろうと思ったのか。それは実に単純で、僕がイメージするバイクが市販でなかったのと、小学生高学年~中学生(150㎝~165㎝くらい)でジャストフィットするマウンテンバイクが国内に流通していないから。そして親子で共通の趣味をもち、お揃いのバイクでフィールドでアクティビティを楽しむ姿がカッコいいと思ったから。
バイクが出来上がったのは実に桜のシーズンで二台お揃いのバイクはとにかくどこでも映える。この一台で東海のトレイルからレースまで幅広く楽しめるというのがコンセプトで、塗装はアトリエキノピオ 東松君、そしてバイクの組み上げは僕がマウンテンバイクを始めた22歳からお世話になっているカトーサイクルさんにお願い致しました。自分の活動もよく知って下さる2社なので我が家のリクエストにしっかり応えてくれました。ありがとうございます!
Shin 服部製作所× Urban Deer Downcountry bike 29(130㎜)
Shin 服部製作所× Urban Deer Downcountry bike 27.5(120㎜)
Shin 服部製作所 シン君にこのプロダクトを相談し始めたのが実に2年前の2020年で、当時小学4年生だった息子も成長が著しく完成するまでに2度に渡り仕様書を変更しました。この2度の仕様変更も柔軟に対応してくれたおかげで今まさにジャストサイズで乗れています!
僕がとにかく拘ったのはジオメトリーとこのコラボのヘッドバッジのみ。あとは息子にお任せということで、顔となるフレームのカラーは息子のチョイスで、同じくフレームのカラーとマッチングしたChris Kingのマットブルーのヘッドセットも息子が選びました。小学生(完成した当時)には非常に贅沢ではありますが、これは僕自身のマウンテンバイクライフの集大成というか、#familyonbikes の究極の表現方法というか。
僕らのような家族で楽しむ層も増えたらきっともっとマウンテンバイカーにとっていい環境になっていくのではないかと思います。
そして完成した写真をInstgramにあげると光栄なことにMADE IN JAPANなダウンカントリーバイクがオフィシャルのSteel is Realがピックアップしてくれました。海外の文化が当たり前のマウンテンバイクの世界で国産バイクがピックアップされるのは嬉しいですね。
29インチのフロントフォーク長は130㎜、27.5インチのフロントフォーク長は120㎜でどちらも愛知のMom&Pop’sさんが取り扱うFOX FORK。主要なパーツもShimanoで統一。そしてタイヤはもちろん名古屋に本社を置くiRC TIRE TANKEN。ジオメトリーだけでなく、パーツも地産地走にも拘りました。
見た目もイメージ通りの仕上がりで乗り味もイメージ通り。ここ最近のトレンドは150㎜、160㎜のストロークのバイクが多いですが、僕にはオーバースペックでヒルクライムもよく走るし、ダウンヒルはコントローラブルだし、とにかく毎日乗りたくなるオールラウンドなバイクです!
この春中学生になった息子もめちゃくちゃこのカスタムバイクを気に入ってくれていて、めちゃくちゃ大事にしてくれています。動画を見ればそれも一目瞭然!いつの間にかスキルは僕を越えて13歳にしていいサイクリストに成長してくれましたね。
イベントやったり、トレイル整備したりこんな踏み込んだ活動をしているので一番近い人が好きでないと嘘になる。僕の夢であった一緒にトレイルライドを楽しむことも叶ったし、いつまでこうやって一緒に乗れるかわかりませんが、きっとこれから多感な時期になるので乗らない時間あったとしても楽しい思い出だと思ってくれるはずので、息子とともに今を全力で楽しみたいと思います。KEEP RIDING!!
Special Thanks
Shin 服部製作所
カトーサイクル
アトリエキノピオ
iRC TIRE