HATCH DIARY

365DAYS。スポーツウエア・アクセサリーの製造、卸売をはじめイベント企画などを主に業務としているHATCH(ハッチ)です。 カスタムオーダーなどお気軽にご相談ください。https://www.hatch18.com

Shin Gravel Bike× iRC TIRE Gravel Tire

f:id:hatch76:20210221111507j:plain

オーダーフレームを作るにあたって自分のバイクライフにあった拘りのパーツを紹介していますが、Shin Gravel Bikeを総括するにあたり最後の大事なパーツ紹介になります。
僕が東海のフィールドで走るにあたりGravel Bikeの概念は40C以下で、それ以外はマウンテンバイクで走る方が絶対楽しいと思っています。
ここではもう製品の説明不要かと思いますが、Shin Gravel BikeはiRC TIREからリリースされている人気チューブレスレディタイヤBOKEN TUBELESS READYを装着することを想定したレースからツーリングを楽しめるフレーム設計をShin君にリクエストしました。

ircbike.jp

f:id:hatch76:20210221113512j:plain

f:id:hatch76:20210221113534j:plain

シクロクロスバイクで40Cのタイヤを履けるのはかなり限られたブランドのみで、メジャーブランドだとほとんどが36Cまで。東海クロスの会場でも見させてもらいましたがあのCanyouでも36Cがギリギリ。いろいろこれはなぜかというと、シクロクロスレースを想定したフレーム設計につき、40Cのタイヤをまず履く必要がないということ。泥吐け性能は36Cまでのタイヤクリアランスで充分ということ。そして逆をいえば40Cのタイヤが履ける泥吐け性能の高いバイクになるとリアセンターが長くなる。
Shin君にオーダーする前にグラベルバイク、シクロクロスバイクといろんなメーカーのジオメトリーを見ましたが、このバイクで一番拘った40Cが履けるリアセンターの短いジオメトリー。これぞオーダーフレームの醍醐味だなと出来上がったバイクに乗ってそう思いました。いわゆる僕のわがままをカタチにしてもらいました。

f:id:hatch76:20210221114600j:plain

f:id:hatch76:20210221114855j:plain
リアセンターのジオメトリーのリクエストともにShin君から提案してもらったコロンバスのFutura Crossというカーボンフォーク。47Cのタイヤまで履けるクリアランスで写真のようにオフセットが可変できるようになっています。
さっそくタイヤを32CのIRC TIRE SERAC CX EDGEにスイッチしてテストライドしてみましたが、やはりフィーリングはシクロクロス用のオフセットのが好みかなと。見た目はやっぱり太いタイヤがカッコいいけど全く別のフィーリングになってイメージしたレーシングバイクらしくコーナー立ち上がりもキビキビ動くし、本当に多様性のある面白いバイクだと思いました。

f:id:hatch76:20210221115725j:plain
BOKEN TUBELESS READY仕様

f:id:hatch76:20210221120129j:plain
CYCLOCORSS仕様

オフセット変えるのに臼を入れ変えてディスクにシム入れてと少し面倒なのでしばらくはレースもないしオンロードを繋いでフィールドを開拓したいしロードバイクのフィーリングに近いGravel Bike仕様で走ろうかなと思います。
一台のバイクでここまで想像できるのはやはりオーダーバイクならでは。 そして自分が使いたいと思ったパーツを使いオーダーフレームで一通り乗って見えてくるもの。オフセットが可変できるカーボンフォークの設計一つ見ても海外のグラベルと日本のグラベルの概念は違うような気がしますね。釣りのような文化になっていくと日本の自転車文化ももっと面白くなるのかもしれませんね。

f:id:hatch76:20210221120346j:plain


iRC TIREのグラベルタイヤはさらに650BのBOKEN PLUSもラインアップされているので650Bの47Cを今後試してみたいと思いますが、ここまで拘ったバイクを作り上げるのに予想以上にかなり資金を投入してしまったので、650Bのホイールを買えるよう仕事を頑張りたいと思います。KEEP RIDING!!

ircbike.jp

 

hatch76.hateblo.jp

hatch76.hateblo.jp

hatch76.hateblo.jp