HATCH DIARY

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Shin 服部製作所さんに遊びに行ってきました。

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昨日は愛知県内でオーダーメイドのカスタムサイクルフレームを製造する自転車工房『Shin 服部製作所』さんへ遊びに行ってきました。
Shin 服部製作所オーナーのShin君との出会いはNPO法人 チャリンコ活用推進研究会の理事長伊達君が2014年にテレビ塔で主宰し大名古屋自転車風俗展だったと思います。当時の資料を見るとみんな若くて非常に懐かしいですが、そのあたりからちょうど東海シクロクロスが生まれ、今ではレース会場でShin君が手掛けるカスタムバイクを多く見るようになりました。

www.shin-customcycles.com

shin customcycles from shin-customcycles on Vimeo.

2012年からスタートし今年で創業から8年目を迎えるShin 服部製作所さんは2年前に独立した僕から見たら大先輩で、僕自身もハード、ソフトの両面で地産地消をテーマにプロダクツやイベントを手掛けさせてもらっていますがそういう視点からいうと、オーナーのShin君がやっていることはまさに地産地消。フレームビルディングだけでなく、レストアなども手掛け最近ではVブレーキのフレームにディスクブレーキ台座を取り付けるカスタムなども多いそうです。

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photo by M.hattori

こちらは先日のDTTの写真。僕が作ったDAMONDE×MOUNTAIN PORTのポロシャツにShin君の手掛けたCXバイクでライダーはShin君と同じ苗字の服部さん。服部さんのレンズは弊社のパートナーである伊藤光学工業製。そしてタイヤはIRC TIREで、Shin 服部製作所のホームページを作ったのはURBAN DEERのイラストも手掛けてくれる9lives design works。
僕自身も当時マウンテンバイクを始めたときは海外のスタイルに憧れを抱いていましたが、それを紐解いていくとやはりベースとなるものはそれぞれの文化やローカリズムであったりするのではないかと思います。そうやってプロダクツというものが生まれるのは自然な流れですね。僕が自転車イベントに携わるようになったのがちょうど10年前で、当時東海はどのジャンルにもある中飛ばしで、僕らが楽しむイベントがほとんどなくイベントのために全国をトリップしましたが、当時の僕らからしたらこの写真はまさに夢のような一枚なのかもしれません。

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僕自身も昨年春からレースイベントとは別で古道再生プロジェクトなど地域と密接な活動をするなかで新たに芽生えた感覚。この感覚はまた別の機会にお話しできるタイミングがあればどこかでカタチにしたいと思うので割愛させて頂くとしてそれの答え合わせをしたいと思い、東海のサイクルシーンを売る側とはまた違った目線で見ているShin君のところに伺いました。
フレームビルディングのこと、東海の各地で生まれるトレイルのこと、日本の今現在の自転車業界のこと、そしてお互いの目指すことなど話は多岐に渡り3時間以上もお邪魔してしまいましたが、非常に有意義な時間でした。乗るのがメインで機材には疎い僕にとって創る側の話は本当に面白い。やはりモノ作りの現場はアイディアが浮かびますね。
自転車は生涯スポーツであり、最高のコミュニケーションツールであり、Shin君と出会うことができたのもやはり自転車のおかげですが、自分のライフスタイルに合ったクロモリのオーダーフレームをという誰もが持つ憧れをいつかはカタチにしたいと思いました。今では半月で10台近くのフレームを手掛けることもあるそうですが、非常に柔軟にイメージをカタチにしてくれるのでオーダーフレームをお考えの際はShin 服部製作所さんに一度相談してみるといいかもしれませんね!

www.shin-customcycles.com