HATCH DIARY

365DAYS。スポーツウエア・アクセサリーの製造、卸売をはじめイベント企画などを主に業務としているHATCH(ハッチ)です。 カスタムオーダーなどお気軽にご相談ください。

スポーツバイクをレジャーに

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10年前スタートし今はなきML OPENを期に子供達が自転車乗れるようになるまで続けよう!とはじまった活動も今年で10年。子供も10歳になりここ最近では自らの意思で自転車を楽しんでくれて僕はそれだけで幸せだったりします。
そしてさらに踏み込んだ活動をする今、一部僕らのような存在は特別として子供や女性が楽しむフィールドがないことは明白。そして今の日本のレースシーンで、どれだけキッズファーストを目指してもあくまで大人の作ったフィールドでキッズたちはおまけで気軽に遊べないし残念ながらレースは楽しむフィールドではない。
本当にこの10年様々な経験をさせてもらいましたが僕の自転車のルーツはやはりファッション。どんなスポーツも始めるきっかけはそれだと思う。それくらい始めた当時は雑誌で見て衝撃的だったしマウンテンバイクは最高にカッコよくて最高にオシャレだと思うんですよね。カッコいいに理由はいらないしカッコいいと思えば探求心も芽生える。
子供にもそれを感じてほしくていろいろトライ&エラー(失敗のが多い)をしてきましたが、キックバイク、16インチ、20インチと乗りかえていくなか、ビビッときた一台が2017年に発売されたGIANT XTC JR 24+。非力な子供の握力に対応できる油圧ディスクブレーキに、機能性の低いFサスを排除し24プラスという極太タイヤとリジットサスでキッズバイクとしては軽量で安全性も高く拡張性が高い。これは長く乗れるなと思い速攻で購入しこの2年半の間に本当にいろんな楽しい思い出を作ってくれた1台です。今回子供の成長とともに構想していたカスタムを形にしてみました。

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四年生のうちの子供の身長が140㎝。まさに24インチのフレームがジオメトリー的にジャストサイズ。成長とテクニック向上とともにさすがにリジットフォームでは可哀そうなので、ではバイクを新たに購入するか?というと140㎝の子供がスキーやスノーボードのようにカジュアルに楽しめるバイクが市販品にない。日本のキッズ自転車レースシーンはサイズ除外の速さ優先主義なのでそこは無視して楽しくマウンテンバイクを楽しむをコンセプトに、今回東海クロスのメカニックもしているオガワサイクル オーナー小川君にカスタムをお願いしました。
カスタムといっても24+を26インチするだけの簡単カスタムだと互いに想定しましたが、XTC JR 24+のリアハブはブースト規格のクイック。ハブのサイズはメーカーオリジナル規格で、市販品がないためさてどうしたものか?ということで今着けているホイールを潰し26インチのホイールで新たに組むという選択になりました。

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photo by youkan_0045

www.ogawacycle.com


非常に単純な作業?と思えるかと思いますが、僕自身もメカは弱いのでビジネスにもならないようなこんな仕事を引き受けてくれるプロショップは本当に少ないと思いますが小川君は嫌な顔せず楽しみだ!と言ってくれ実現したのがこのバイク。
フォークは僕が7年前くらいにXCエリートだった時に使っていたものを使用。24インチのフレームに26インチのホイールをインストールした簡単カスタム。これはフレームのジオメトリーの恩恵によるカスタムで、これで子供がまた自転車を楽しんでくれるなら安いもの。子供自身もたくさんの想い出を作ってくれ非常に愛着のあるバイクがまた生まれ変わったということで本当に喜んでくれました。まさに遊びもレースも楽しめるATB(オールテラインバイク)に仕上がったと思います。

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そして実走。うちの子供よりうまい子なんてこの世の中に五万といると思います。我が家はあくまでレジャーとしてスポーツバイクを楽しんでいるので現時点で彼には資質があるかは微妙なのでそこは全く意識しいていません。しかしイメージしていた通り子供が走りで表現してくれました。タイヤが大径化し若干BBは高くなりましたがコックピット周りもポジションも変わらないので違和感はなし。それは目で見てすぐ感じるくらいでとにかく笑顔!この笑顔を見たくて10年頑張ってきたといっても過言ではないですね。
どのスポーツにおいても4年生から6年生の期間は非常に大事な時期でこの10年間現場で多くを見てきましたが日本が本当の意味で独自の自転車文化を形成したいと思うなら、この3年間で何をさせるべきか。それに尽きると思う。女性のライダーを増やしたいならなおさらですね。この一年いろんなところで体験会や安全教室をやっていますがゼロからの状態でスタートしたら明らかに女の子のがスポーツバイクに乗る適正能力が高い。これは面白い発見で、卵が先か鶏が先かの議論が続く業界でそろそろ本気で考えてもいい事案かもしれませんね。

 
 
 
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冒頭でレースは遊び場ではないといいましたが大人も子供も競技に出るには言葉の通り競技なのでそれなりの覚悟がいります。いつもそうですが我が家は東海シクロクロスは一括エントリーせずに子供の意思を尊重して毎レース確認してからエントリーしてます。野球やサッカーやテニスのように明確なプロというものがないかなで、親のエゴだけでこの自転車競技はやらせられないし、自転車はレース以外のが楽しいのでフィジカルトレーニング的な練習もさせていません。さらに踏み込みたいなら自分の意志に任せていますが、今シーズンレースを走り子供も自覚してるけど世の中には自分より強い人は沢山いる。ビジネスも同じだけどそれより強くなるためには開眼してそれ以上に努力するしかないと思っています。子供はいい意味で頭よくていい意味で敏感。井の中の蛙にさせることは親として知っててさせるべきではないし、僕はただただ10年後も子供とマウンテンバイクを楽しみたいだけです。競技は次のその次なのかな。まずはハードよりこの子達のためにホワイトなフィールド作りが急務なのかもしれませんね。KEEP RIDING!!