photo by M.Hattori
毎月開催で本気のクリテリウムがたった1,000円で体感できる日本のケルメス『平田クリテ』。超オールラウンダーでオムニアム アジアチャンピオン橋本英也君がC1レースにゲスト参戦するということでサバイバルレースの様相。そんななか乗りなれたPROPELではなく新たに投入したGIANTの次世代ロードバイクTCR ADVANCED SL DISCで走ることを決めましたがさて完走記録を伸ばすことができたでしょうか。ということで平田クリテ第5戦C1レースレポートをお届けします。
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前日は東海サイクルカルチャーにおいて不可欠な存在である前川君の結婚パーティということで制限なしで深酒。帰りも日を跨ぎ睡眠時間も3時間ほどということで本来レースを走るコンディションではないですね。よい子は真似をしないように…。朝起きたら当然酒が残ってる感じなのでとにかく水分補給を心掛ける。
この時点でまだ乗ったことのないバイクにぶっつけ本番で行くのはどうかと思いましたが、こういうときこそ逆境にもっていくのがCLTSTYLE。ブースの準備もほどほどにプロペルからパーツを移植し、MINOURA RG240でアップをしながらセッティングを煮詰めていく。
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ローディには目新しい油圧ディスクブレーキですが、僕はMTBerとしては20年以上慣れ親しんだパーツ。マウンテンバイクのそれとは違い効きもマイルドなのはTCXで体験済みで同じアルテグラベースの油圧ディスクブレーキなので何の問題もなし。油圧ディスクブレーキの恩恵はやはり計り知れず。まだ体感したことがない方はぜひブースで体感してみてください。
心配なのはやはりポジションですが、TCR→PROPEL→TCRなのでここは時間を掛けてコツコツと合わせていくということでバイク以上に二日酔いの不安のが多い。結果走り切れなければ二日酔いとバイクのせいにすればいいわけですが、100%の完走率で今まで平田クリテを走っているだけに最低目標は完走とプライドを掛けてレースに向かう。
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序盤からもちろんアタック合戦。1周目からいつものメンバーがガンガンいくのでとりあえずニューバイクだし前のほうが安全という事で僕も前々で。序盤からレッドゾーンに入るアタック合戦が行われ、大澤君と英也君の逃げが決まる。その差は5秒から11秒。さすが英也君。集団との間合いを考え詰まりそうで詰まらない絶妙なペースで淡々と逃げていく。ここについていく大澤君もさすがですね。彼は平田で一番成長した10代の筆頭的なライダーですがやはりこういった積極的な走りはマスターズの僕らが観ていても気持ちがいい。
photo by M.Hattori
集団はというと、追い付きそうな距離感なのでスピードも一定でなかなかきつい。やはり速いペースなので後ろを振り返ると中盤に差し掛かる前にマックス45人いたライダーも半数以下。僕も万全な体調ではないので僕も正直かなりきつかったですが、なんとか粘って後方でヒラヒラしながらバイクに合わせていく作業をしていく。
そうこうしているとバイクのフィーリングも分かってきたので中盤以降はコーナー毎で負荷を下げるため前に行きローテーションに加わる。追い付きそうで追い付かない逃げ2人との距離感。しかし余力のあるライダーがブリッジが何度もかけたおかげか最大11秒差の差がつまり終盤ラスト2周で振出しに戻る。
そこで英也君が後ろとお膳立ての声をかけてくれるが…コンディション最悪の僕は丁重にお断りして集団の最後でフィニッシュ。
photo by M.Hattori
今回レースの一連の流れをやはり特等席で観ていましたが、ホビーレーサーとプロとの差をマジマジと見せつけられるというかやはり英也君の凄さを肌で感じる事ができました。最後のゴールスプリントなんかは特にそう。瞬間移動したのかというくらいこれは間近で観た人でないとわからないと思いますが本当にプロも気軽に遊びに来てくれる平田クリテは素晴らしいですね。
photo by M.Hattori
今回平田クリテで実戦投入したTCR ADVANCED SL DISC。まだまだおいしい所で踏めていないので縦の動きは煮詰めていかなくてはいけませんが、絶対信頼のOVER DRIVE2に加え12㎜スルーアクスルがとにかく素晴らしい。上の二枚の写真を見ると分かると思いますが前走者に対して僕はすでにコーナー処理を終えている。これはやはりGIANTテクノロジーが詰まったフロントフォーク設計のなせる走り。立ち上がりのキツい平田コーナーですがコーナーの処理だけで他のライダーと比べて200w以上はパワーを軽減しているのでは?!プロペルもフロントはかなり剛性があったと思いますが初めてまたがった時それを一番に体感しました。
photo by M.Hatorri
ディスクロードは大人のロードレーサー。プロペルの前に乗っていたTCRとはやはり別物でプロがTCRを好んで使うのも分かったような気がします。写真は正直というか、今は乗らせれている感が出ていますがここから煮詰めていけばまだまだ若い子達には負けない走りができるかな。ディスクロードになったことで遊びの幅も広がるのでレースだけでなくIRC TIREのMarbella TLを組みわせてグラベルライドなんかも楽しめそうですね。
今回お見苦しい走りをしてしまいましたが、次戦はバイクにフィットしていい走りを。レース中たくさんのご声援ありがとうございました!そして服部さん素敵な写真を沢山ありがとうございました!!
バイク GIANT TCR ADVANCED SL DISC
サイコン GIANT NEOS TRACK
ホイール FRONT & REAR 38㎜ sfiDARE PASSERO ホイール
タイヤ IRC TIRE TIRE F FORMULA PRO LIGHT 25C 8.0ar R FORMULA PRO RBCC 25C 8.0bar
アイウエア CLT Sychri 偏光REVOミラーレンズ
ウエア CLT プロフィット半袖ジャージ、プロフィットビブパンツ
ソックス GIANT RACE DAY TOO SOCKS
シューズ SIDI WIRE CARBON LUCIDO
補給食 Athletuneエナゲイン、ポケットエナジー(レース前20分、レース中)